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グリーンインフラ官民連携プラットフォームとは?参加団体と活動内容を解説

グリーンインフラ事業を進めていきたいが、具体的に何をすれば良いのかわからない

このようなお悩みをお持ちではありませんか?

グリーンインフラ事業は一社だけで進めていくことが難しく、他社や公共機関との連携が欠かせません。

そこで今回は、グリーンインフラに関する協力体制を充実させるために設立された「グリーンインフラ官民連携プラットフォーム」をご紹介します。

本記事では、プラットフォームの会員取り組み組織活動を解説していきます。

これからグリーンインフラ事業を進めていく上での参考になりますので、ぜひ最後までチェックしてください。

グリーンインフラ官民連携プラットフォームとは?

まずは、グリーンインフラ官民連携プラットフォームの概要を解説します。

併せて、そもそもグリーンインフラとはどのようなものかについても確認していきましょう。

グリーンインフラ官民連携プラットフォームの概要

グリーンインフラ官民連携プラットフォームは、公共機関と民間団体が協力してグリーンインフラを推進していくため、2020年3月に設立されました。

現在は、関係府省庁・都道府県・市町村・民間企業・学術団体などが会員として参加しています。

プラットフォームへの参加は、団体だけでなく個人でも可能です。

主な活動内容としては、以下の4つがあります。

1.グリーンインフラの推進
2.グリーンインフラの社会的な普及
3.グリーンインフラに係る調査・研究
4.グリーンインフラ推進のための資金調達

グリーンインフラ官民連携プラットフォームは上記の活動を通じて、グリーンインフラを推進する上での課題を解決するための環境づくりを進めています。

そもそもグリーンインフラとは?

本記事にはこれまで、「グリーンインフラ」という言葉が多く登場しています。

そこで、そもそもグリーンインフラとはどのような意味なのか改めて確認しておきましょう。

グリーンインフラとは、社会資本の整備や土地利用をする際に、自然環境が本来持つ機能を賢く活用していこうとする取り組みです。

具体的な事例としては、以下のようなものがあります。

  • 道路や公園を整備する時に緑地部分を作ることで、大雨の際に下水管への雨水の流入を軽減させる
  • ビジネス街に緑豊かな庭園を設置して、ビジネスパーソンの疲れを癒す など

インフラ整備に自然を取り入れることで、防災・減災の効果だけでなく、市民の幸福度の向上も目指すことがグリーンインフラの特徴です。

グリーンインフラ官民連携プラットフォームの体制

さて、グリーンインフラ推進のために設立された官民連携プラットフォームですが、現在は運営委員会の下に3つの部会が連なった体制になっています。

まずは、会員の中から会長と会長代理運営委員会の委員長と委員が選ばれます。

選出された人物によって構成される運営委員会が、グリーンインフラ官民連携プラットフォームの運営を行っています。

また、グリーンインフラ官民連携プラットフォームには、下記の3つの部会が設置されました。

  • 企画・広報部会
  • 技術部会
  • 金融部会

それぞれの部会では、選任された部会長と幹事が部会を運営しています。

グリーンインフラ官民連携プラットフォームの会員

グリーンインフラ官民連携プラットフォームには、関係府省庁・都道府県・市町村・民間企業・学術団体など多様な団体が参加しています。

以下では、現在の参加状況や入会方法を解説します。

現在の参加団体

グリーンインフラ官民連携プラットフォームの会員には、一号会員から四号会員まで4つの種類があります

それぞれの会員の構成団体は、以下のとおりです。

  • 一号会員:都道府県・市町村
  • 二号会員:関係府省庁
  • 三号会員:民間企業・学術団体等
  • 四号会員:個人

参加している会員の詳細は、 グリーンインフラ官民連携プラットフォームの公式サイトから確認できます。

設立当初は400ほどだった参加団体も、2021年5月31日現在は1,100を超えて、2倍以上に増加しています。

グリーンインフラ官民連携プラットフォームに参加する方法

グリーンインフラ官民連携プラットフォームの公式サイトによると、参加の条件として以下の4つが挙げられていました。

  • グリーンインフラ官民連携プラットフォームの目的及び設立趣意に賛同していること
  • プラットフォームの規約を遵守すること
  • 暴力団等の反社会的勢力との関係がないこと
  • 十分な意欲を持って活動に参加すること

以上に当てはまる団体・個人は、 会員申込のページで必要事項を入力することで、参加申請ができます。

グリーンインフラ官民連携プラットフォームの取り組み

グリーンインフラ官民連携プラットフォームが、これまで取り組んできたことは主に以下の4つです。

  • グリーンインフラの事例集の作成
  • アドバイザー制度の運用
  • 分科会の開催
  • パートナーシップ支援

以下では、それぞれの詳細を解説します。

取り組み1. グリーンインフラに関する事例集の作成

グリーンインフラ官民連携プラットフォームでは、参加会員からグリーンインフラの取組事例や技術・手法の情報を集めて、事例集として取りまとめています。

現在公開されているのは、以下の3つです。

  • グリーンインフラ事例集
  • グリーンインフラ技術集
  • グリーンインフラ金融部会資料集

グリーンインフラ事例集は、多様な主体にグリーンインフラへの理解を深めてもらうために作成されました。

グリーンインフラの概要」や「必要とされるようになった背景」から掲載されているため、これからグリーンインフラに関わっていきたい場合、大いに参考になります。

グリーンインフラ技術集は、プラットフォームの会員から集めたグリーンインフラに関する技術情報をまとめたものです。

プロジェクト運用や施工技法などが紹介されており、やや専門的な内容になっています。

グリーンインフラ金融部会資料集は、金融部会内で開催された会議やオンラインセミナーで紹介された資料をまとめたものです。

ESG投資グリーンボンドクラウドファウンディングなどの手法が解説されています。

取り組み2. グリーンインフラアドバイザー制度の運用

グリーンインフラ官民連携プラットフォームでは、「グリーンインフラアドバイザー制度」の運用も行なっています。

グリーンインフラアドバイザー制度は、グリーンインフラに関する疑問や悩みを抱えた会員に対して、アドバイザーが無料で助言をするものです。

具体的な回答までの流れは、以下のようになっています。

丁寧なサポートを無料で受けられることは、グリーンインフラ官民連携プラットフォームに参加する大きなメリットです。

取り組み3. 分科会の設立

分科会は、グリーンインフラ官民連携プラットフォーム内の各部会に連なる組織です。

位置付けとしては、下図のようになっています。

分科会は会員間のネットワークを強化して、さらにグリーンインフラを推進していくために設置されており、現在は以下の3つの分科会が活動しています。

  • グリーンインフラ若手の会
  • 多主体協働型グリーンインフラの社会実装技術を学ぶ会
  • グリーンインフラ実装に向けた多様なファイナンスを考える会

取り組み4. パートナーシップ構築支援

パートナーシップ構築支援とは、グリーンインフラを推進するために、プラットフォームの会員同士を結びつける取り組みです。

パートナーシップ構築のために、まずはグリーンインフラを進めていきたい会員がプロフィールシートをサイト上に公開します。

その後、公開されているシートをもとに意見交換を行ったり、マッチングをしたりしていきます。

これからグリーンインフラを推進していくための協力者を探す上では、大変有益な取り組みです。

グリーンインフラ官民連携プラットフォームの組織活動

グリーンインフラ官民連携プラットフォームでは、部会シンポジウムオンラインセミナーなど様々な組織活動をしています。

そこで、このパートでは、グリーンインフラ官民連携プラットフォームが実施している以下の4つの活動を順に紹介します。

  • 部会活動
  • シンポジウム
  • プレナリーセッション
  • オンラインセミナー

組織活動1. 部会活動

前述の通り、グリーンインフラ官民連携プラットフォーム内には以下の3つの部会が設置されています。

  • 企画・広報部会
  • 技術部会
  • 金融部会

企画・広報部会は、グリーンインフラを広く普及させることを目的とした情報発信・意見交換の場です。

グリーンインフラに関する優秀な取り組みを表彰する「グリーンインフラ大賞」や疑問点を解決してくれる「グリーンインフラアドバイザー制度」の運営を担当しています。

技術部会は、グリーンインフラに関する調査・研究の場として設置されました。

グリーンインフラ関連の技術の情報収集や研究をしています。

金融部会は、グリーンインフラを実施する際の資金を調達する方法を検討する場です。

グリーンインフラへの投資を促進させるための取り組みや、経済効果の測定をしています。

組織活動2. シンポジウム開催

グリーンインフラ官民連携プラットフォームでは、シンポジウムも開催しています。

シンポジウムはこれまで2回開催され、部会の活動報告基調講演パネルディスカッションなどが行われました。

2回ともWebでの開催で、サイト内でログインして参加する方式が取られました。

組織活動3. プレナリーセッション

プレナリーセッションは、「企画・広報部会」「技術部会」「金融部会」による合同部会です。

2020年12月に開催されたプレナリーセッションは、午前と午後の2部制でした。

第1部では、グリーンインフラ官民連携プラットフォーム運営委員長の石田東生氏や元サッカー日本代表監督の岡田武史氏による講演会が開催されています。

また、第2部はそれぞれの部会の紹介や意見交換の場が設けられました。

第2部終了後はWeb懇親会も開催されたりと、充実した内容だったようです。

組織活動4. オンラインセミナー

グリーンインフラ官民連携プラットフォームでは、部会長や幹事長などが講師を務めるオンラインセミナーが毎月開催されています。

講義の時間は1時間程度で、プラットフォームの会員100名を上限としています。

ただし、当日参加できなくても翌月には会員専用ページで、録画した映像が配信されます。

官民連携プラットフォームをグリーンインフラ事業に活かそう!

グリーンインフラ官民連携プラットフォームは、グリーンインフラ事業を推進したいと考えている方々を結びつけるための場です。

プラットフォームでは現在、以下の4つの取り組みをしています。

  • 事例集の作成
  • アドバイザー制度
  • 分科会の開催
  • パートナーシップ支援

これからグリーンインフラ事業を始めようと考えている企業にとっては、有益な情報収集ができて協力企業も見つかる、メリットの多いプラットフォームです。

ぜひ一度、参加を検討してみてはいかがでしょうか。

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